当園のサファリエリアは混合飼育といって、多くの種の動物が同じ展示場にいます。
動物たちの生き生きとした姿を見ることができますが、時には闘争(ケンカ)もします。
こちらのオスのダチョウですが、シマウマに尾の部分を噛まれ、痛々しい出血してしまったことがあります。
出血した部分はグロすぎたので、公表するのは控え、出血止まって治った後のお尻を出させていただきました。
ケガした直後は日中展示し、夜間は舎内へ帰してお薬をあげていましたが、大分良くなってきた時には、他のダチョウさん同様、夜間も外で自由に過ごさせてあげました。
が・・・
朝、確認したらまた出血がひどくなっていました。
なぜ?
・・・犯人が見つかりました・・・
カラス です。
ちょっとした出血跡を見つけ、つつきにきていたのです。
また、夜間収容し、お薬の日々が続きました。
今度は失敗しないようにケガが完治してからダチョウを夜間放飼場へ出しました。
赤い血が見えなくなっただけで、カラスはつつきに来なくなりました。無事にこのオスのダチョウは他のダチョウと共に夜間も一緒にいられるようになりました。
こんな事もあるのです
飼育員 萩原
2017年11月16日
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