2014年6月30日
6月9日に伊豆アニマルキングダムにお引越ししてきたラマの男の子「レモン」君。
2週間の検疫が終わり、お部屋から外へ出る練習が始まりました。
ところで「検疫ってな~に?」って思われる方がいるでしょう。検疫は動物を出し入
れする際に感染症や病原菌を持ち込まないように設定されているもので、最低2週間
止め、この間に検査・観察を行って異常がなければ出せるのです。
「レモン」君は異常なく、無事に検疫を終えました。
さて、では早速展示しよう。という訳にはいかないのです。新しい場所にきた動物は
そこの環境に慣らしていかなければならないのです。
私たちも引っ越したばっかりの時は、周りの環境を探ったり、周りの人たちにも気を
使ったりしますよね。私も人見知りする方なんで慣れるまで苦労するのです。動物も
それと同じです。まずは新しい場所や人に慣らし、そしてその他の動物ともお見合い
(挨拶)をさせていかなければならないのです。
検疫をあけた初日.、まずは最初の段階なので、舎内の扉を開け、「レモン」君自ら
外へ出て、お部屋に帰ることを覚えさせるようにしました。
・・・あれ?出てこない・・・。動物は神経質なのでそう上手くいかないのです。
餌を部屋の外につけて声をかけながら誘って見ました。・・・出ない。
部屋に敷いてあるしきわらを外まで伸ばしてみました。・・・お、体半分だけ出てきました。
本日はここまでで終わりです。
という感じで段階を踏んでいき展示できるようトレーニングしていきます。
早く他のラマへの仲間入り、そして皆様へのお披露目できるようにトレーニングする
ので、暖かく見守ってくださいね。
また、変化ありましたら報告します。